悲喜こもごも

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確定申告の時期ですが(年末調整用)扶養控除のリテラシー(3)配偶者控除,配偶者特別控除

オマケ

配偶者控除

 配偶者控除は,収入が全くない,または,収入が一定基準以下の配偶者がいる場合,所得税から一定金額を控除し,税金の負担を軽減する制度です。

 ただし,この控除は配偶者の年収が201万円までで、最大の控除額は38万円です。納税者と配偶者の年収に応じて、段階的に控除金額は減額され、配偶者の年収が201万円を超えた場合と、納税者の年収が1,195万円を超えた場合には、控除される金額は0円になります。

 なお,前述の扶養控除は、納税者の子ども、親などが対象となるため、配偶者は含まれません。

 配偶者控除額は、納税者の所得額により以下のとおりになります。

 

納税者本人の合計所得金額

一般の控除対象配偶者

老人控除対象配偶者

900万円以下

38万円

48万円

900万円超950万円以下

26万円

32万円

950万円超1,000万円以下

13万円

16万円

※老人控除対象配偶者は、12月31日時点で年齢が70歳以上の配偶者

 

配偶者特別控除額>

 配偶者特別控除とは、納税者(会社員)の配偶者に年間48万円以上の所得があり、上記の「配偶者 控除」が適用されない場合に、控除が受けられる制度です。

 表は省略致します。

 

 例えば、配偶者の所得金額が48万円を超えて95万円以下(給与年収103万円を超えて150万円以下まで)の場合、配偶者控除は適用されません。なお,このような場合は、配偶者特別控除が適用されて、配偶者の年収(給与)が150万円以下であれば、最大で38万円までの所得控除が受けられます。

 配偶者の年収(給与)が155万円(所得金額100万円)の場合、配偶者特別控除額は最大36万円まで減額されることになります。従って、配偶者特別控除で満額の38万円の控除を受けるためには、配偶者の年収を150万円までに抑えることが必要です。

 

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