悲喜こもごも

読むと得も損もあり!

火災保険の効果的な加入方法は?

 近年,自然災害が多発し,損害保険における保険金の支払いが増加傾向にあります。詳細は省略しますが,保険料を算出する数値の改定があり,火災保険の保険料値上げがありそうです。

 そこで,保険料の負担を少なくする方法を,ご紹介します。

①長期契約

 1年間の契約より,2年から10年で契約する方が割安になります。しかしながら,長期契約を一時払いで加入すると,一度に払う保険料が高額になってしまします。その場合には,長期分割払い・長期年払いを選択しましょう。

 

②各補償共通の免責金額を設定する

 火災保険は,加入する際に各補償共通の免責金額(自己負担額)を0円から10万円程度の間に設定できる商品が多くあります。免責金額とは,保険加入者が,保険金が支払われる損害が発生した際に,自己負担する金額のことです。免責金額を高くするほど保険料は割安になります。

 しかしながら,免責金額を高くすると,事故が起きた際に加入者が受け取る保険金が免責金額の分だけ少なくなるので,留意が必要です。

 

③補償の重複を防ぐ

 補償が重複すると,どちらか一方の契約からは保険金が支払われない場合があり,保険料が無駄になることがあります。

 特に,個人賠償責任特約は,火災保険のほか,自動車保険や傷害保険の特約として加入できるので,新しく加入する際には,他の保険で加入していないかを確認する必要があります。

 

④水災や風災の保険金支払限度額を下げる

 保険会社によっては,水災による損害の程度によって,支払われる保険金が縮小できる型を選べる保険商品があり,保険料を割安にできます。ただし,そのような商品を選択する際には,事前に保険目的の所在地における立地条件や過去の浸水状況を確認し,慎重に検討することをお勧め致します。

 

⑤各種割引を適用させる

 現在,保険会社は築年数10年以内の住宅に保険料を割引しています。また,ネット加入できる保険会社を中心に,多種多様な割引商品が用意されています。

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>