悲喜こもごも

読むと得も損もあり!

将来の年金の話(1)年金はもらえる?

 職場や同世代の友人たちの間で,「私たちの世代は年金もらえる?」という話を聞いたことはありませんか?

 そして,個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」「つみたてNISA」などの資産運用のはなしになって,最初の疑問の答えはウヤムヤになってしまって……。

 以下は,サブタイトルになっている疑問についての答えです。

 

問1 年金はもらえる?

答:もらえる

理由(概略)

 年金制度は「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金保険」から成り立っています。前者は「老齢基礎年金」,後者は「老齢厚生年金」として支給されることになります。

 疑問の発生源は,年金制度が世代間扶養の「賦課方式」,つまり,現役で働いている人たちが納めている保険料が収入減になっていること,少子高齢化により益々現役世代が減り,支える世代の負担が増え,制度自体が崩壊するという論からです。

 上記の対策として,厚労省は5年ごとに『財政検証』を実施しています。それは,

①現役世代が負担する年金保険料

②年金積立金

③国庫負担金

を財源に将来(約100年)の給付が可能かどうかの検討です。②の取り崩しは一層不安を煽ることになり,③は大幅な税収増が必要です。そこで,①について受給資格要件を緩和して

加入者の増加を図っています。

 したがって,年金はもらえると言っていいでしょう。

 ただし,老後の生活が公的年金だけで賄えるかどうかは別の問題です。その不安を解消するために考え出された制度が個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」「つみたてNISA」などの

資産運用です。

 

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