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複利効果,年利3%なら24年で資産倍増も可能(投資の基礎知識)

 以下は,マネーポストWEB提供記事(週刊ポスト2023年8月18・25日号)のほぼほぼコピペです。半年以上前の記事ですが,今後を考える上で参考になれば幸いです。

 物価高や増税など家計の危機が続くなか,自らの暮らしをどう守り,豊かにしていくか。そこで選択肢となるのが「投資」だ。これまで馴染みのなかった初心者でも,始めるのに遅すぎることはない。

こんなに増えるの!?

 年初に2万5000円台だった日経平均株価は右肩上がりの上昇を続けていたが,6月に3万3000円台に達してからは大幅な伸びが見えない。

「日銀の政策修正など,直近での株価へのマイナス要因はあります。ただ,投資というのは長い目で見てやっていくもの。銀行にお金を預けても超低金利で増えないどころか,物価上昇で実質的に目減りしていきます。だからこそ,投資によって“お金に働いてもらう”ことが重要になるのです」

 そう話すのはファイナンシャルプランナー社会保険労務士の北村庄吾氏だ。

「当然ながら株価は上下するのでリスクはあるが,目的を定めたうえで投じる額や対象を適切に決めれば,長期的なメリットは大きい」(北村氏)

 長い目で見た投資の効果では,運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資することで得られる「複利効果」が大きい。それをわかりやすく示すのが「72の法則」だ(図参照)。

「再投資を繰り返して複利効果を得ていくことで,運用資産(元本+運用益)が元本の2倍になるまでの期間を簡単に計算できるのが『72の法則』です。『72÷運用利回り(年利)≒2倍にするための年数』になるというもの。普通預金(年利0.001%)だと7万2000年もかかりますが,年利3%の運用なら24年で運用資産を“倍増”させられるのです」(北村氏)

 年利4%なら18年,年利6%なら12年で“倍増”が実現するのだ。

「もちろん,1~2年といった短い期間では,投資した株式などが値下がりすることもあります。しかし,10~20年といった長いスパンで見れば,経済全体の成長に沿って年平均で数%の運用益は十分に目指せます。とくに20代の人が60代になった時を見越して投資するようなケースでは,期間が長い分,リスクが分散されます」(北村氏)

 60歳からでも,70歳からでも,この考え方は基本的に変わらない。人生100年時代といわれるなかでは,70歳でも20年後の暮らしを考えておく必要がある。長い目で考えた投資を始めるのは60歳でも,70歳でも遅くないということだ。

「残りの人生が短いと考えて,短期で大きなリターンを得ようとハイリスクの投資に走るのは間違いです。中高年の場合,損失が出てしまった時に“取り戻すための時間がない”と焦って,さらにリスクの高い投資で損を膨らませてしまう悪循環に陥りがちです。10年単位のスパンで考えて最初はお小遣い程度の少額で始め,退職金を全額運用に回すようなことは避けるべきです」(北村氏)

初心者が手を出すべきではない投資も

 投資対象も様々あるが,どのような考え方で選んでいくといいのか。

「株式や投資信託といったインフレに強い金融商品分散投資していくことが基本となります。株がインフレに強いといわれるのは,物価上昇局面では企業が自社製品の価格を上げて増収となるため,それに連動して株価が上昇すると考えられるからです。もちろん製品価格に転嫁できない企業は業績が悪化するため,銘柄の見極めが必要です。一方,投資信託は少額で分散投資が可能な仕組みのため,初心者にとってはよりハードルが低いでしょう」(北村氏)

 投資の目的や目標とする運用資産額を定め,少しずつ投資に慣れていくことが重要だ。 「逆に初心者が手を出してはいけないものとしては,信用取引が挙げられるでしょう。手持ち資金(証拠金)の約3倍まで取引が可能ですが,枠をめいっぱい使うと,少しでも想定と逆の値動きがあると追証(追加証拠金)を求められるなどします。借金をして投資しているようなもので,手を出さないのが鉄則です。

 投資を始めると政治・経済ニュースを気にするようになるし,それを通じて自分が払っている税金や社会保険料への問題意識も高まる。国の税制優遇制度を活用しようという考えにもつながる。人生100年時代を生き抜くうえで重要な思考サイクルです」(北村氏)

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>