悲喜こもごも

読むと得も損もあり!

おひとり様のまま老後を迎えた場合,どのくらいの生活費が必要?

 以下は,ファイナンシャルフィールド提供記事(執筆者:FINANCIAL FIELD編集部)のほぼほぼコピペです。

 お一人様の生活も悪くないけれど,老後のことを考えたら年金だけで生活費をまかなえるかどうか不安を感じる人もいるのではないでしょうか。実際に受け取れる年金額が15万円と想定した場合,十分な暮らしができるかどうかも気になるところでしょう。

 本記事では,おひとり様に必要な老後生活費をはじめ,受け取れる年金の平均額を解説します。その他にも,老後資金の不足分を事前に準備する方法もまとめているので参考にしてください。

おひとり様に必要な老後生活費

 総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要」では, 65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支について以下のように伝えています。

  • 消費支出:14万3139円

  • 非消費支出:1万2356円

 消費支出の内訳の中で高い割合を占めるのが食費の26.2%,次に光熱・水道の10.3%でした。あくまでも目安ではありますが,年金額が15万円であれば老後の生活費は足りない可能性が高いです。老後に備えて年金額を増やせるようにしたり,貯金をしたりするなどの備えは必要になってくるでしょう。

■老後に受け取れる年金額

 老後に受け取れる1ヶ月あたりの年金額は,国民年金の場合は満額で6万6250円(令和5年度)となっています。厚生年金の1ヶ月あたりの平均年金額は,厚生労働省年金局の「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況 」によると,65歳以上の男性は16万9006円,女性は10万9261円とのことです。

 ただし,厚生年金は被保険者だった期間や払い込んだ厚生年金保険料がどのくらいなのかによって受け取れる年金額が異なります。平均額を参考にするよりも,ねんきんネットや厚生労働省公的年金シミュレーターなどを活用して,試算を行ったほうが受け取れる年金額をイメージしやすいでしょう。

老後資金の不足分を事前に準備しておく方法

 老後資金を年金だけでまかなうのが難しそうな場合は,事前に不足分を準備しておくのが安心です。老後資金を準備するために有効な方法は以下のとおりで,少しでもお金を増やしたいなら早く始めたほうが良いに越したことはありません。

  • 厚生年金の加入期間を増やす

  • 固定費や生活費の見直し

  • 資産運用をする 方法別に内容を解説しますので,今できることを行って老後生活に備えてください。

■厚生年金の加入期間を増やす

 受け取れる年金額を増やせれば,その分だけ老後資金に充てられます。年金を増やす方法の中でも検討しやすいのは,60歳を過ぎても再雇用や再就職などで働いて厚生年金保険料を払い込んでいくことです。厚生年金は,払い込んだ保険料が多く,払込期間が長いほど受け取れる年金額を増やせます。

■固定費や生活費の見直し

 手元に少しでも多くのお金を残すために,固定費や生活費などの支出の見直しを行ってみてください。住居費や水道光熱費,通信費,交通費,保険料といった固定費は,金額に大きな変動がなく,毎月まとまった金額がかかっています。固定費を見直してみて減らせるなら,節約効果は継続しますし,見直した金額分を貯金へ回すことも可能です。

■資産運用をする

 資産運用をすることは,老後資金の準備のために有効な方法の一つです。資産運用とは,自分が保有する資産をさまざまな方法にて効率的に増やすことを意味します。

 例えば,少額投資非課税制度であるNISAは,毎年一定額の範囲内で購入した金融商品の利益に対して税金がかからない制度です。その他にも,iDeCo(個人型確定拠出年金)は,自分で決めた掛け金の拠出と運用を行い,掛け金と運用益の合計額をもとに給付を受けられます。

おひとり様を楽しみながら老後資金を効率良くためておこう

 老後の生活費を年金でまかないたいと考えている,年金以外に老後の生活費を準備する方法なんてあるのだろうかといった考えを持つ人もいることでしょう。おひとり様に必要な老後の1ヶ月あたりの生活費は15万円程度なので,年金だけでは足りない可能性が高いです。 定年退職前からお金を貯めておくことで,老後資金に回せますし,ゆとりのある老後生活を過ごすことも現実的になってきます。おひとり様生活を楽しむことも大切ですが,老後資金を準備するために自分ができることも考えたうえで,1つずつ実行していってください。

出典

総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 

日本年金機構 令和5年4月分からの年金額等について 

厚生労働省年金局 令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況  

厚生労働省 公的年金シミュレーター使い方ホームページ 

日本年金機構 「ねんきんネット」による年金見込額試算 

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

 

一生涯の医療費の約6割が65歳以上!

 以下は,あるじゃん(All About マネー)提供記事(文:舟本 美子)のほぼほぼコピペです。

厚生労働省「2020(令和2)年度 国民医療費の概況」によると,病気やけがの治療で医療機関などに支払われた国民医療費の合計額は42兆9665億円。うち,65歳以上の人の医療費の総額は26兆4315億円(61.5%)となっています。老後にかかる医療費節約の方法を考えましょう。

◆65歳以上にかかる医療費はいくらかかっているの?

 厚生労働省「2020(令和2)年度 国民医療費の概況」によると,病気やけがの治療で医療機関などに支払われた国民医療費の合計額は42兆9665億円。うち65歳未満の人の医療費の総額は16兆5350億円(38.5%),65歳以上の人の医療費の総額は26兆4315億円(61.5%)となっています。
 また,人口一人当たりの医療費は,34万600円ですが,年齢・男女別にみた医療費は,以下のとおりになります。
《65歳未満》
・男性:18万4700円
・女性:18万2200円
《65歳以上》
・男性:80万2000円
・女性:68万1200円
 上記のデータをみると,65歳未満に対し,65歳以上は,3.7~4.3倍もの医療費がかかっています。実際,高齢になれば加齢による衰えがもとで,病院に通院したり,薬をもらったりすることが多くなります。
 今回は,さらに詳しく,65歳以上の治療費や診療代にかかる医療費の内容を確認して,老後にかかる医療費節約の方法を考えましょう。

◆65歳以上はどんな病気に治療費がかかるの?

 医療費に含まれるものには,病気で病院を受診したときの診療代や治療代,歯科治療費,薬代などさまざまなものがあります。その中で最も割合が多いのは,病気で病院を受診したときの診療代や治療代で,65歳以上の傷病分類別医科診療医療費は,19兆7563億円になります。
 実際に,65歳以上の人がどんな病気の治療などを行っているのか,主な傷病の金額と構成割合をみてみましょう。

▼65歳以上の傷病分類の金額と構成割合

・循環器系の疾患:4兆7908億円(24%)
・新生物(腫瘍):3兆1064億円(16%)
・筋骨格系及び結合組織の疾患:1兆7195億円(9%)
・損傷・中毒及びその他の外因の影響:1兆6763億円(9%)
・腎尿路生殖器系の疾患:1兆4716億円(7%)
・その他:6兆9917億円(35%)
・合計額:19兆7563億円(100%)
 上記の中で割合が一番多いのが循環器系の疾患で24%です。循環器系とは,血液が循環する器官の心臓と血管のことをいい,主な循環器系の疾患には,心血管疾患や脳卒中があります。次に割合が多いのは,新生物(腫瘍)で16%です。新生物(腫瘍)には,悪性腫瘍(がん)以外に良性腫瘍が含まれています。
 65歳以上の人がかかる医療費の約40%が「生活習慣病」のがん,心臓病,脳卒中ということを考えれば,それらを予防することが医療費を節約するカギといえるでしょう。
 生活習慣病には,食事や運動,休養,喫煙,飲酒などの生活習慣が深く関与します。
 毎年,健康診断を受けて,もし,その結果の中に生活習慣病にかかわる指摘があれば,早々に「食生活」「運動」「生活習慣」などの見直しをしましょう。
 65歳以上になれば,現役時代よりも時間にゆとりができます。しかし,家族の介護を受けたり,入院したりすれば,自由な時間を満喫することができません。日常生活を制限されず健康に生活できる期間である「健康寿命」を延ばすことが大切です。
 シニアが体力を維持するために必要となるのは「筋力アップ」「心肺機能の向上」「関節の柔軟性」が欠かせません。お金をかけず,65歳からの医療費節約に向けた手軽に始められる運動を紹介します。

◆1:日常生活の延長での運動量を増やす

 日常生活でこまめに体を動かしましょう。「買い物は歩く」「エレベーターなどを使わずに階段を利用する」など,日常生活の延長でできる運動を意識しましょう。

◆2:お金も道具も必要なく,気軽に始められるウォーキング

 厚生労働省によれば,健康な成人男性であれば1日9000歩,女性なら8500歩,65歳以上になれば,男性が1日7000歩,女性6000歩を目安に歩くことをすすめています。歩くことで足の筋力アップにつながり,骨も丈夫にします。他にも,内臓の働きを良くしたり,リフレッシュ効果が得られたりします。
 ウォーキングは,お金も特別な道具も必要ありません。気軽に始められる運動の代名詞といえます。より運動効果を高めたい場合は,早めに,歩くことを心がけるとよいでしょう。

◆3:場所を選ばずできるストレッチ体操

 手首や足首,肩や股関節など関節回しや,腕や膝の曲げ伸ばしをするストレッチは,時間も場所も選ばずできるお手軽に実践できる運動です。ストレッチ体操は,筋肉や関節の動きを柔軟にして,転倒によるケガの防止に役立ちます。


舟本 美子(ファイナンシャルプランナー
 3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所,保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後,FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方,心豊かに暮らすための情報を発信しています。

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

60歳で定年退職後に40年生きるとして,資産形成はどうやったらいい?

 以下は,ファイナンシャルフィールド提供記事(執筆者:柘植輝)のほぼほぼコピペです。最後に≪私感≫を付け加えました。

 人生100年時代といわれる現代,100歳まで生きることも視野に入れて老後の計画を立てていくことが必要にもなります。60歳で定年退職をしたい方が100歳までの残り40年を生きるとしたら,資産形成をどう進めていけばいいのでしょうか。

 100歳まで生きると仮定した場合の資産形成について解説していきます。

老後に向けた資産形成は基本的にiDeCoとつみたてNISAで

 老後に向けた資産形成は,基本的にはiDeCoとつみたてNISAで行うのが最適です。  iDeCoであれば,拠出した掛け金が所得控除の対象となり,運用によって得られた利益は非課税,受取時も税制の優遇を受けられます。

ただし,iDeCoは60歳以上でなければ受け取りができず,若い時期から始める場合は長期間,資金が拘束される点に注意が必要です。

 また,つみたてNISAは最大20年間の運用益が非課税となり,iDeCoほどの効果はないものの節税しながら資産形成を続けていくことができます。こちらはiDeCoと違っていつでも現金化できるため流動性が高く,老後の資金形成以外でも活用することができます。

 元本割れとなるリスクなどもありますが,仮に100歳まで生きると考えた場合,時間の経過とともに資産を増やしていける可能性があるiDeCoやつみたてNISAでの資産形成は非常に重要になります。

 完全に老後資金と割り切るのであればiDeCo,貯蓄も兼ねて老後に向けた準備をするのであればつみたてNISAを優先してください。 運用方針としては,老後まで20年や30年と時間があれば,eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)といった,株式市場と連動して資産の成長が期待できる投資信託がおすすめです。

 経済情勢などによって一時的に資産が目減りすることもありますが,過去20年,30年と長期間で比較していくと基本的には右肩上がりで資産が成長しており,老後資金の確保に向いている運用となるからです。

出口戦略のコツは運用しながら受け取ること

 60歳で定年退職し,100歳まで生きることを前提とした老後の資産形成であれば,iDeCoやつみたてNISAで拠出してきた元本を60歳以降も運用しながら,定期的に切り崩していくことが大切です。そうすることで,限られた資産をより長く活用して生活することができます。

 例えば,1200万円の貯蓄を毎年120万円ずつ切り崩した場合は10年でなくなりますが,1000万円を年利3%で運用しながら毎年200万円ずつ受け取った場合は11年10ヶ月となります。

毎月いくら資産形成に回していくべきなのか

 iDeCoやつみたてNISAによる資産形成で,掛け金として毎月どれくらいの金額を回していくべきなのかは,老後に必要な生活費によっても変わっていきます。 基本的には下記のように検討していきます。

(1)現在の生活スタイルから老後の生活を想定し,60歳から100歳までの生活費や医療費などについて,40年間の総額でどのくらい必要になるのか試算

(2)ねんきん定期便で確認できる老齢年金の見込額や現在の給付水準などから,年金でどれくらい老後の生活費を賄えるのか試算

(3)上記の(1)から,(2)および今後に受け取ることが予想される退職金などを差し引き,資産形成で用意するべき金額を試算

(4)上記(3)で試算した金額を達成するには,毎月どのくらいの金額を資産運用に回すことが必要なのか算出

 毎月いくら資産運用に回すと,どのくらいの期間で目標の老後資金に達することができるのかは,マネックス証券の「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」などで簡易的な試算が行えます。

貯蓄が老後の資産形成に向いていない理由

 老後の資産形成として貯蓄は不向きです。特に長生きすることを前提に考えた場合であればなおさらで,長期的に見ると貯蓄は実質的な資産価値が減少していくからです。

 現在の低金利が続く状況では,貯蓄によって得られる利息は微々たるもので,ほとんど増えることはありません。むしろ,物価の上昇など社会的要因によって貯蓄自体は減っていなくても,そのお金で購入できるものの範囲は限られていきます。 一方で,iDeCoやつみたてNISAを利用し,投資信託などで資産形成を行うことにより,運用の結果次第では経済の成長に合わせて資産を増やせる場合もあります。

 なお,老後の生活が間近に迫っている,あるいは既に老後の生活に入っている状況では,額面的な価値が変動しない貯蓄が有効な資産形成の1つになり得ることにご留意ください。

老後の資産形成は効率よく行うべき

 60歳で定年退職して,例えば100歳まで40年間の老後の生活を考えた場合,iDeCoやつみたてNISAといった税金面で優遇を受けられる制度を利用して資産形成を行い,老後も運用しながら資産を切り崩していくことが重要です。

自身にとって具体的に必要な老後資金の金額や,資産形成の方法について判断が難しいときは,ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみてください。

出典 マネックス証券 つみたてNISA・iDeCoシミュレーション

柘植輝:行政書士

≪リスク,デメリットについての記述が……。一面では,眠っている資産を市場に呼ぶための手段とも……。あくまでも自己責任で。しかしながら,自己責任で失敗した場合の社会的フォローがあるとは言えません≫

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

「1000万円の貯金がある人」と「毎月5万円ずつ貯める人」,どっちが30年後リッチになる?

明けましておめでとうございます

本年も宜しくお願い申し上げます

 以下は,All About提供記事(文:山口 京子(マネーガイド))のほぼほぼコピペです。最後に≪私感≫を付け加えました。最後に≪私感≫を付け加えました。

 既に1000万円の貯金がある人と,コツコツと毎月5万円ずつ貯める人,30年後リッチになるのはどっち? 今,貯金がなくても大丈夫。毎月積立でお金を貯めるカメを目指そう!

1000万円貯金がない人も大丈夫! コツコツと毎月5万円貯金を続ければ……

 貯金なし世帯も増えていますが,貯金がなかなか増えないとボヤいている人も多いと思います。今貯金が少なくてもあきらめないでください。

 もう既に1000万円の貯金がある人と,毎月5万円ずつ貯められる人,30年後リッチになるのはどっちでしょうか? 実は今,貯金がなくても大丈夫! コツコツ貯めることでお金は増えていくのです。

カメ子さんとウサ子さん

 「お金がなくって,なかなかお金が増えないんです」。そんな悩みを抱える人は多いですね。ここにあなたと同じように悩んでいる,カメ子さんがいます。カメ子さんの同期には,実家がお金持ちのお嬢様,ウサ子さんがいました。カメ子さんは,独身で一人暮らし。都会の一人暮らしは,何かとお金がかかり,今までお金を貯められずに過ごしてきました。

 一方,ウサ子さんは,ご両親がウサ子さんのために貯めてくれたお金がすでに1000万円あります。

 30才のお誕生日,カメ子さんは「もう,30才なのに貯金がないなんて……」と,一念発起し,毎月やりくりしたお金の中から5万円を積み立てることにしました。同期のウサ子さんは,実家に住んでいるので,お給料は入っただけ使う生活。でも,1000万円の貯金があるので危機感はありません。

 30年後,60才になった2人はどうなったでしょう?

今,貯金が少なくても大丈夫

 早速,カメ子さんとウサ子さんの貯金を見てみましょう。

▼カメ子さん

 毎月5万円を30年貯めました。5万円×12カ月×30年は?じゃ~~ん!! 1800万円です。

 何と,1800万円も貯まったのです。でも,これはまだ利息がついていない積立額だけのお話。現在はなかなか金利の良い商品が見つからない,低金利時代ではありますが,今後利回りが良い商品をつかったときには利息も増えていきます。そのあたりも含めて考えてみましょう。

 金利が1%なら,およそ2098万円!!金利が3%なら2913万円!!

 では,リッチなウサ子さんはどうなったでしょう。

▼ウサ子さん

 結局あれから,1000万円の貯金はそのまま30年が過ぎました。30年後の1000万円は?

 金利が1%なら,およそ1347万円……。金利が3%なら2427万円。

 どうです? カメ子さんのほうが,金利1%で約750万円。3%で約480万円もリッチになっているのです。何もしないお金持ちのウサ子さんよりも,じっくり増やすカメ子さんのほうが最後に勝つのです。でも,毎月5万円貯められなくても,大丈夫! 1000万円は,ちゃんと貯まりますよ。

さあ,カメ子さんになりましょう

 低金利の時代でも,毎月どこかに消えてしまう5万円を積極的に貯めることによって,30年後には1800万円になっています。もし5万円が難しくて夫婦で1万5000円ずつ,毎月3万円しか貯められなかったとしても,30年後には……

3万円×12カ月×30年=1080万円

 やった! 1000万円超えます。

 1000万円は急には貯まりませんが,知らずに貯まる仕組みを作れば,貯まらない額ではありません。

実は,わたしもカメ子さんでした

 なぜ,貯まらない額ではないと断言できるかといえば,わたし自身がカメ子さんだったからです。結婚ホヤホヤの,まだFPになるずっと前の話です。結婚したから,保険に入っておこうと,まず近所の郵便局に相談に行きました。すると,やさしそうなおじさんが

 「まだ,若いから頑張ってお金を貯めたほうがいいですね。この保険に入っておけば,15年後には1000万円貯まるから,それでお家を買ったりできるでしょう」と,すすめてくれたのです。

 当時,東京に出て来たばかりで仕事もあまりなく,若い夫婦の最低瞬間世帯年収は200万円台というあり得ない少なさ。1000万円貯めるというと天文学的数字のような気がしたものです。でも,頑張って仕事をしながらおじさんのすすめてくれた保険料を払っていたら,ちゃんと1000万円貯まるではありませんか!

 現在はマイナス金利導入で,状況がちがっているところもありますが,当時は毎月5万円ずつ金利1%で貯金したのと同じくらいお金が貯まり,おまけに死亡保障と入院特約などなどのおまけつきという,ありがたい商品でした。

コツコツ1000万円目指しましょう

 さあ,あなたもカメ子さんを目指しましょう。

▼最初にすること

 いつまでに1000万円貯めるかを決めましょう。そして1000万円を○年で貯めるには,毎月いくら貯めればいいかシミュレーションしてみます。

▼方法を考える

 1000万円をどの方法で貯めるか,作戦を立てます。

■カメ子作戦

 ゆっくりのんびり,でも確実に1000万円を貯めます。一番簡単な方法は,いつも利用する銀行の積立定期預金を始めること。普通預金口座に入れておくだけではどこかに消えてしまいます。毎月3万円なら,30年後には利息なしでも1080万円になります。退職金を自分で積み立てるイメージです。

 自営業者なら個人型確定拠出年金iDeCo)や,小規模企業共済を利用すれば,貯めたお金(掛金)が所得から控除されるというメリットもあります。

■チュー子作戦

 お金にも働いてもらって増やす作戦です。この作戦は,お金が減ってしまうリスクもあるので,半年から1年分の生活費が貯まってからがおすすめです。毎月,決めた金額をいろいろな金融商品に投資します。投資信託も毎月積立ができますし,外貨預金も少額からできます。

 ここで大切なのは,「いろいろな金融商品」に投資するということ。ドル預金だけ,日本の1つの企業の株だけでは,リスクが分散できず自分の財産がその1つの投資先の運命にゆだねられてしまうことになるからです。貯金や株や債券など,自分の資産をどんな組み合わせにするのかはとても大切で,ポートフォリオを作るといいます。

 具体的には,同じ値動きをしないものを組み合わせてリスクを分散します。運用成績がいい,違った値動きをするものを選ぶことです。

 いかがでしたか? 1000万円貯める目的も,期間も,お金に対する考え方も十人十色。だから,しっかりと自分にあったお金の増やし方ができるといいですね。

山口 京子(マネーガイド)

 大学在学中からテレビに出演。卒業後はフリーアナウンサーに。新婚当初は世帯年収200万円で庭付き一戸建てを購入,2年で完済。お金好きが高じてFPの資格を取得し,家計管理や保険,運用までアドバイスする。

 

≪積立定期預金,iDeCoや小規模企業共済については,氏のおっしゃるとおりでしょう。しかしながら,リスク分散は大切なことですが,簡単ではありません。お勉強が必要です。したがって,まず前者から手をつけてみては……,それも自己責任ですが≫

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

“相続放棄”すべきか否か…!?

 以下は,現代ビジネス提供記事(曽根 惠子 氏による)のほぼほぼコピペです。

甥も姉も「相続放棄

 数ヵ月前に亡くなった兄の相続のことで相談に来られた,60代男性の太田さん(仮名)。兄・姉との3人きょうだいの末っ子で,兄は太田さんたちが生まれ育った実家で一人暮らしをしていました。兄には遠方に暮らすひとり息子がいますが,その息子,さらに太田さんの姉が相続放棄したため,相続権が太田さんに回ってきたのです。

 亡くなった兄の財産は,地方の実家の土地と築古の自宅,そして預金約150万円。多少のプラスが見込める状況にもかかわらず,兄の息子が相続放棄したのには理由がありました。

 実は太田さんの兄は難病を患って入退院を繰り返し,一時期は失職して生活費に困窮,クレジット会社に借金をしていたこともあったのです。本人は「すべて返済ずみ」といっていましたが……。

 太田さんが調べたところ,土地には抵当権がついていないことが確認できましたので,銀行などの金融機関からお金を借りていることはなさそうです。けれども,不動産と預金を相続したあとに,万一,消費者金融からの借入が判明したらと思うと,相続していいものか,迷うということでした。

 はたして太田さんは,亡くなった兄の借金を押し付けられてしまうのでしょうか?

 このようなケースでとりうる対策の一つが,「限定承認」の手続きです。

自分も相続放棄したいが…

 限定承認というのは,相続した財産の分までは借入返済するが,それ以上の負債については責任は生じないという制度です。

 限定承認をする場合には,財産の内容を確認したうえで,借入金があるか否かも調べる必要があります。

 抵当権の設定がなく,金融機関や消費者金融などの借用書などが見当たらない場合,隠れた負債はないと想定されます。そもそも回収する気がある債権者がいるとすれば,生前から返済を促す通知などを発行しているはずです。

 また,限定承認をした場合,借入金の返済を求められても,支払いは相続した範囲までとなり,持ち出しにはなりません。

 しかし,面倒ごとを抱える可能性が残るなら,できれば自分も相続放棄してしまいたいというのが太田さんの本音でした。

相続放棄しても,不動産には「管理責任」が

 さらに,太田さんにはもうひとつ懸念がありました。兄が所有していた実家の不動産をどうするかです。

 不動産に関しては,相続放棄だけでは対処できない問題があります。

 実は不動産は,国に移管されるまでは相続人に管理責任があるのです。

 民法940条では,「その放棄によって相続人となった者が相続財産の管理を始めることができるまで,自己の財産におけるのと同一の注意をもって,その財産の管理を継続しなければならない。」と定められており,相続放棄が受理されても,弁護士に依頼して財産管理人をたてない限り,管理責任が残るとされています。

 つまり ,借金だけなら相続放棄は簡単ですが,不動産がある場合,相続放棄の申請が受付されたとしても,相続人に管理責任が残るということです。さらに地方の不動産は国が引き取ってくれないこともあるため,いったん相続し,売却するほうが負担は軽減されます。

いらない土地は国が引き取ってくれる?

 不動産の相続について,最近大きな制度改正の動きがありました。

 令和3年4月21日,「民法等の一部を改正する法律」(令和3年法律第24号)及び「相続等により取得した土地所有権の国庫への帰属に関する法律」(令和3年法律第25号)が成立,同月28日公布されたのです。

 このふたつの法律は,所有者不明土地の増加等の社会経済情勢の変化に鑑み,所有者不明土地の「発生の予防」と「利用の円滑化」の両面から,総合的に民事基本法制の見直しを行うものです(法務省所有者不明土地の解消に向けた民事基本法制の見直し[民法・不動産登記法等一部改正法・相続土地国庫帰属法])。

 施行後は相続登記,つまり相続の際に不動産の名義を変更する手続きが義務化され,3年以内に手続きをしないと10万円の過料(罰金)が科されるようになります。

 その一方で,相続した不要な土地を手放し,国に引き取ってもらう(国庫に帰属させる)制度も始まります。法務省が,令和5年4月27日から「相続地国庫帰属制度」をスタートさせると発表しました。そうなれば,太田さんのようなケースで,保有したくない土地を相続して相続税や固定資産税を払い続けなければならないといった事態は回避できるかもしれません。

 ただし制度開始後も,不要な土地を国に引き取ってもらうには,10年分の管理費と審査手数料を収め,以下の条件を満たす必要があります。

  • 更地であること(建物があれば相続人の負担で解体)

  • 抵当権が設定されていないこと

  • 境界争いがないこと

  • 土壌汚染がないこと

 つまり現時点では,建物もトラブルもない,まっさらな土地にしないと,国は引き取ってくれないということです。

結局,相続したほうがいい

 借金には時効がありますし,前述したとおり,回収の意思がある債権者がいればとっくに動いているはずですから,現時点で判明していない兄の借金が出てくる可能性は低いでしょう。

 また前述した「土地所有権の国庫帰属制度」の運用はまだ先であり,現状では相続放棄しても実家の管理責任は太田さんが負わされてしまいます。

 こうしたもろもろのことを考えると,実家は太田さんが相続し,建物を解体・売却するのがいちばんであるとアドバイスしました。いまなら手元に多少なりともお金が残せる可能性があるからです。

 太田さんは筆者の提案に納得され,相続手続きをすることで話を進めています。

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

確定申告と住民税申告の違い!

 以下は,ファイナンシャルフィールド提供記事(執筆者:FINANCIAL FIELD編集部)のほぼほぼコピペです。

住民税申告と確定申告の違い

 確定申告とは,1月1日~12月31日までの1年間の「その年の所得」から所得税を計算して税金を納める手続きのことです。所得税国税であり,毎年翌年の2月16日~3月15日までに所轄の税務署に届け出る必要があります。

 一方,住民税申告は,1月1日~12月31日までの「前年の所得」に対して課税される住民税について必要な手続きのことです。住民税は国税ではなく地方税のため,居住する市区町村に「市民税・県民税申告書」を届け出る必要があります。

住民税申告をしなくてよいケース

 実際のところ,住民税申告を個人が行うケースは限られています。というのも,確定申告や会社の年末調整によって所得に関する情報が税務署から市町村に送られた後,市町村が住民税について計算をするためです。その結果,市町村が個人の住民税を確定させ,それぞれ住民税の納付書を送付する流れとなっています。このため,多くの場合には自分で住民税申告を改めてしなくてよいのです。

 一方,自分で確定申告を行わず,かつ会社での年末調整もない場合で,以下の条件に当てはまる場合には住民税申告が必要になります。

  • 給与所得以外で20万円以下の所得があった人

  • 退職をして年末調整をしていない給与所得者

  • 年金受給者の確定申告不要制度を利用した公的年金受給者で,年金以外の所得があった人

 

住民税申告をしないとどうなる?

 確定申告も住民税申告も行わないと,以下のような事態になる可能性があるので注意が必要です。

・非課税証明書を取得することができない

 非課税証明書は,銀行で住宅ローンを組むときや奨学金を申請するときなどに必要になる証明書です。給与所得がなく住民税申告が本来必要ない場合であっても,非課税証明書が必要になる場合には住民税申告が必要となるケースがあります。

・所得証明書を取得することができない

 所得証明書は,国民健康保険料や介護保険料などの減額手続きの際に必要になる証明書です。保育園の入園や扶養親族の証明をするときなどにも必要となります。こちらも非課税証明書と同じく,給与所得がない場合であっても住民税申告をして所得がゼロであることを証明しておく必要があります。

確定申告と住民税申告は忘れないようにしよう!

 所得税について,個人事業主などは確定申告をする必要があり,会社員はその手続きを会社側が年末調整で代わりに行ってくれています。税務署に提出されたデータは市区町村に送られ,そこで住民税が確定するので多くの場合には住民税申告をわざわざ行う必要はありません。しかし,一部の条件に当てはまる場合や各種証明書を取得したい場合には,住民税申告が必要となるので,忘れずに行うようにしましょう。

出典:国税庁 住民税に関する事項を記入する

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

クレジットカードのリボ払いは怖い,「手数料」を計算して“実感”!

 以下は,まいどなニュース提供記事(FPオフィス「あしたば」)のほぼほぼコピペです。最後に≪私感≫を付け加えました。

 毎月定額で支払いができるリボ払いは一見便利ですが,使うほど支払い総額が膨らみ,返済がいつまでも続くという怖い仕組みです。決して興味本位で手を出してはいけない支払い方法です。リボ払いの詳細を知らずに利用してしまい,「支払いに困っている…」という方もいるでしょう。利用するときの注意点のほか,どうしても利用する際の「手数料を安く抑える方法」などについて解説します。

リボ払いの仕組みを知ろう

 まず,リボ払いとは何なのかを理解していきましょう。

 リボ払いとは,あらかじめ設定した一定の金額を毎月支払う,クレジットカードの支払い方法の一つで「リボルビング払い」を略した言い方です。

 毎月の支払い額を一定に抑えることができるため,家計の管理がしやすくなるというメリットはあるものの,むやみな利用は控えるべき手段です。 支払額のうち手数料がいくらなのかがわかりづらい,クレジットカード会社によって利用方法が異なるなど,利用にあたって注意すべき点もあります。

 クレジットカードのなかには,最初からリボ払いに設定されているものや,支払い方法がリボ払いに限定されているものもありますので,カードを申し込む際には,よく確認しましょう。

リボ払いの返済方式

「リボ払い」と一口に言っても,さらに3つの返済方式があることをご存知ですか? 

 具体的に,次の3つがリボ払いの返済方式です。

・定額方式

・残高スライド方式

・定率方式

 ここからは1つずつ,どのような支払い方式なのかご紹介します。利用している方は,自分がどの方式なのかを利用明細やクレジットカード申込書の控えなどで確認してみてくださいね。

▽定額方式

 まずは定額方式から見ていきましょう。定額方式は,あらかじめ決めた金額を毎月支払う方法です。

 なお,この定額方式にも,元金定額方式と元利定額方式の2種類あります。 元金定額方式とは,毎月返済する元金を定額にし,手数料を上乗せした金額を返済する方法です。

  一方の元利定額方式とは,元金と手数料を合わせた額を毎月一定額返済する方法です。 たとえば,毎月5,000円と決めても,元金定額方式は手数料が上乗せされるため,実際の返済額は5,000円より多くなるという点がポイントです。

▽残高スライド方式

 残高スライド方式とは,残高に応じて支払い額が決まる方法です。

 例えば,次のように支払い金額をスライドさせます。

・利用残高が10万円以下の場合…毎月5,000円返済

・利用残高が20万円以下の場合…毎月1万円返済

(あくまで一例です。クレジットカード会社によって違うため,よく確認しましょう)

この残高スライド方式にも,元金定額方式と元利定額方式の2種類あります。基本的な考え方は,先ほど説明した定額方式のものと同じです。

▽定率方式

 最後に,定率方式を見ていきましょう。定率方式とは,利用残高に対して一定の割合を掛けて支払う方式です。

 一定の割合=定率が低いと元金も減りにくいため,なかなか返済が進まずに返済が長期化する可能性があります。

リボ払いと分割払いの違い

 「リボ払いと分割払いの違いって何?」と思われた方もいるでしょう。

 分割払いとは,決済をするときに決めた回数に分けて支払う方法です。 先に支払額が決まるリボ払いとは違い,分割払いは支払い回数が先に決まります。

 買い物の際にも「ご一括(1回払い)でよろしいしょうか?」といったことを聞かれたことがある方も多いのではないでしょうか? 分割払いは買い物ごとに支払い回数を決めるため,複数回利用すると毎月の支払額が多くなります。つまり,むやみに分割払いを繰り返していると,毎月の支払額が徐々に膨らんでいき,返済苦に陥る可能性があります。

リボ払いの手数料はどれくらい?

 「リボ払いの手数料は高い」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。 リボ払いの手数料は,一般的に年率15%とされており,非常に高いです。なお年率とは,1年間における元金に対する利息の割合です。このことからも,リボ払いの安易な利用は絶対に控えるべきだとわかりますよね。

※なお,リボ払いでは「金利」とは言いません。「金利」や「利息」は,キャッシングやローンなどお金を借りる場合に使う言葉です。リボ払いではお金を借りるわけではないため,「手数料」という言葉を使います。

手数料の計算方法

 リボ払いの手数料の計算式は次の通りです。

◇ 手数料=1日あたりの手数料(利用残高×年利÷365日)×利用日数    

◇ 例えば,リボ払いの利用残高が10万円で,毎月の返済額を8,000円としたときを見てみましょう。 初月の内訳は,元金が6,768円,手数料が1,232円となります。    

◇ ・1ヶ月あたりの手数料 10万円×15%÷365日×30日=1,232円

・1ヶ月の返済で減る元金(返済1回目) 8,000円ー1,232円=6,768円 (あくまで概算ですので参考としてご覧ください)    

 上記の計算式から,毎月支払う8,000円のうち,約15%が手数料であることがわかります。繰り返しになりますが,リボ払いの手数料は非常に高く,軽い気持ちでの利用は控えてください。 また,リボ払いで支払う手数料は,支払い期間や利用残高によって変わります。毎月の返済額が少ないと,手数料もかかり,返済期間も長くなります。

リボ払いの手数料を抑える方法

 高いリボ払いの手数料を低く抑える方法はあるのでしょうか。そのためには,次の3つの方法があります。

▽残高をまとめて一括返済する

 まずは,残高をまとめて一括返済することです。 手数料は日割りで計算されているため,早く返済すればその分手数料を抑えることができます。

 また,一括返済することで「まだリボ払いが残っている…」「リボ払いはあとどれくらい続くんだろう?」などの不安から解放されるでしょう。

 さらに,一括返済により,クレジットカードの利用枠も空くため,利用限度額までの余裕ができます。

 しかし,一括で返済することによってクレジットカードの利用枠も空くからといって,さらにまたリボ払いでの買い物をしていては本末転倒です。手数料の高さを思い出しながら,むやみなリボ払いの利用は絶対に控えましょう。

▽繰上げ返済する

 リボ払いの手数料を抑える方法として,繰上げ返済することが挙げられます。繰上げ返済とは,毎月の返済額に加えて追加で返済することです。

 繰り上げ返済によってリボ払いの残高を減らせるため,手数料も抑えられ,トータルで支払う金額を減らせることになります。

 リボ払いを利用している方は,ぜひ繰上げ返済を検討してみてください。

▽毎月の返済額を利用限度額の上限まで引き上げる

 リボ払いの手数料を抑える方法に,毎月の返済額を利用限度額上限まで引き上げる方法もあります。

 リボ払いの手数料は,残高に応じて計算されるため,毎月の返済額を増やすことで,早く残高を減らし,手数料を抑えることができます。

 ただし,返済額を増やすと毎月の負担は大きくなります。そのため,無理のない範囲で増やすようにしましょう。

リボ払いを利用するときの注意点

▽そもそも,リボ払いは利用すべきでない

 リボ払いは毎月の支払額を一定にできるため,返済が楽な支払い方法です。

 しかし,返済期間が長くなりがちで,「多くの手数料を支払うことになりやすい」「家計の効率が下がり金銭的に悪い習慣が定着しやすい」といった多くのデメリット点があるのがリボ払いの特徴です。

 やむを得ず利用する場合は,下記注意点をふまえ,よく考えて利用しましょう。

▽申し込む際によく確認する

 クレジットカードを作る際やリボ払いを申し込む際には,支払い方法や手数料についてよく確認しましょう。

 申し込み書は「文字が小さいし,いっぱい書いてあって読む気がしない…」となるかもしれませんが,重要なことが記載されていますので必ず読みましょう。

 その際に具体的に確認するポイントは次の通りです。

・毎月の支払額はいくらなのか

・リボ払いはどの支払い方式なのか

 リボ払いは,各クレジットカード会社によって支払い要件が異なるため,調べたり問い合わせたりして,事前に確認しましょう。

▽計画的に利用する

 リボ払いは計画的に利用しましょう。 便利だからとあれもこれもリボ払いにしていると,残高が増えると同時に手数料も増えてしまい,返済が長期化します。 自身の収入を考えて,無理なく返済できる範囲で計画的に利用しましょう。

▽目的や利用額の上限を決める

 できればリボ払いの利用は避けたいものですが,やむを得ずリボ払いを利用する際は,目的や利用額の上限を決めましょう。

 例えば「5万円以上の支払いにしか使わない」「一度使ったらリボ払いの支払いが終わるまでは利用しない」などです。

 そもそも,クレジットカードは無限に使える魔法のカードではありません。

 利用枠を使い切れば,支払いをして利用枠を空けたり,利用枠の増額をしたりしない限り,そのカードは使えなくなります。利用枠を使い切らないよう,目的や上限を決めましょう。 ▽利用明細を確認する

 リボ払いを利用したときには,必ず利用明細を確認しましょう。

 利用明細には支払い残高と毎月の支払額が記載されています。残高を把握することで,使いすぎを防げます。

 また,利用明細を確認すると「いつの間にかリボ払いになっていた」ということがあってもすぐに気づけるでしょう。

 最近はWEB明細が増えていますが,有料で郵送に変更することも可能です。 明細の更新日をアプリやカレンダーに登録するなどして,確認を忘れないようにしましょう。

≪「リボ払い」「手数料」,縁ある方は今すぐに全額返済を……≫

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

年金の確定申告は必要?

 以下は,ファイナンシャルフィールド提供記事(執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部)のほぼほぼコピペです。

確定申告が必要な人

 年金受給者は,年金の受給時に一定の税金や社会保険料が差し引かれます。そのため,原則確定申告は不要です。

 ただし,以下のいずれかに当てはまる人は確定申告で追加の納税が必要となります。

  • 公的年金等の収入が年間400万円超

  • 公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が年間20万円超

 厚生年金受給者の平均年金受給額は年間約174万円なので,公的年金等の収入が年間400万円を超える人はかなり少ないでしょう。

 では,2番目の要件である「公的年金等に係る雑所得以外の所得」とは何を指すのでしょうか。公的年金等に係る雑所得以外の所得には,以下のような所得が含まれます。

  • 事業所得

  • 不動産所得

  • 生命保険の満期返戻金

 年金を受給しながら個人で事業をしていたり,不動産事業をしていたりする場合に所得が20万円を超えると確定申告が必要です。

確定申告をしたほうがいい人

 年金受給者のなかには,確定申告により税金が還付される人もいます。確定申告により税金が還付される人を解説するので,ぜひ参考にしてみてください。

医療費が高額な人

 年間の医療費負担が10万円を超えた人は,確定申告により所得の控除(医療費控除)を受けられます。また,年間の総所得金額が200万円未満の人は,年間の医療費負担が総所得金額の5%を超えれば医療費控除を利用可能です。

 対象の医療費には,納税者本人の医療費に加えて生計を一にする配偶者のために支払った医療費も含まれます。そのため,配偶者と暮らす世帯は二人合計の医療費負担額を確認してみてください。

生命保険料を支払っている人

 生命保険料や介護医療保険料,個人年金保険料を支払っている人は,確定申告により所得の控除(生命保険料控除)を受けられます。年間支払保険料に対する所得控除額は図表1(略)のとおりです。

 所得税率10%の人に4万円の生命保険料控除が適用された場合,確定申告により4000円(4万円×10%)の所得税が還付されます。

ふるさと納税をした人

 ふるさと納税をした人でワンストップ特例を利用できない人は,確定申告で税金の還付(寄附金控除)を受けます。簡単に寄附金控除の手続きがおこなえる「ワンストップ特例」を利用できない人は,以下のいずれかに当てはまる人です。

  • ふるさと納税の寄附先自治体が6ヶ所以上

  • ほかに確定申告が必要(年金以外の所得が20万円以上ある,医療費控除を利用するなど)

 上記2点のいずれかに当てはまる人は,忘れずに確定申告をおこないましょう。

余裕をもって確定申告をおこなおう

 確定申告の期日は,毎年原則3月15日です。ただし,医療費控除と寄附金控除は3月15日を過ぎても,5年以内ならさかのぼっての申告が可能です。

 確定申告期日の直前になって書類の準備を始めると,「必要な書類がそろっていなかった」「確定申告のやり方が分からないけど税理士に相談する時間がない」などのトラブルに対応できません。直前でバタバタしないためにも,期日に余裕をもった確定申告をおこないましょう。

 

出典

[国税庁 No\.1600 公的年金等の課税関係]

(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1600.htm)

[厚生労働省年金局 令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況]

 (https://www.mhlw.go.jp/content/001027360.pdf)

[国税庁 No\.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)]

 (https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm)

[国税庁 No\.1140 生命保険料控除]

 (https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1140.htm)

[国税庁 寄付金控除(ふるさと納税など)を受けられる方へ]

 (https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2022/pdf/005.pdf)

[国税庁 No\.2030 還付申告]

 (https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2030.htm)

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

50代からできる,おすすめの副業!

 以下は,All About提供記事(文:滝田 知歩)のほぼほぼコピペです。最後に≪私感≫を付け加えました。

 収入がなかなか増えない現在は,老後資金を貯めるために「副業」を考える人もいるのではないでしょうか。ここでは50代のサラリーマンにおすすめの副業を紹介します。

50代は老後資金を貯める「ラストスパートの時期」

 50代にもなると,老後の生活がそろそろ間近に感じられる世代です。子どもの独立に合わせて教育費が浮いた分を貯蓄に回したり,老後生活をイメージして生活費を切り詰めるなどで,老後資金への準備を行うべき時期といえます。

 こうした工夫に加えて,少しでも収入を増やすことが,老後資金を作る近道になります。ただし,働き方改革の影響で残業自体が減っていたり,管理職になり,残業代自体が支給されないというサラリーマンも多くなっています。

 また,新型コロナウイルスなどの影響で,もしもの場合に本業以外にも,収入源を得ておきたいと考える方も多いのではないでしょうか?

 最近では兼業・副業を認める企業も増えてきています。勤務先で許可されているなら,副業で収入を増やすことも考えてみましょう。そこで,50代のサラリーマンにおすすめの副業をご紹介します。

自分で働いて稼ぐ

 まずは,空いた時間を活用して,働いて稼ぐ副業をご紹介します。

▼1. 時短・休日限定のアルバイトで働く

 通常のアルバイト情報サイトでも,短時間勤務や休日限定の勤務条件を選ぶことで,サラリーマンでも働けるアルバイトを探すことができます。

 職種は,コンビニやスーパーのレジ,ファミレスの店員,データ入力,工場スタッフ,引っ越し作業など,未経験でも働けるものが多くなっています。特別なスキルを必要としないので,条件が合えばすぐに働けるのが利点といえるでしょう。

▼2. フードデリバリーに登録して働く

 すっかりおなじみになった出前館Uber Eatsなどで,フードデリバリーのスタッフとして働く方法もあります。どちらも空いた時間に仕事を入れられるので,サラリーマンでも都合よく働くことができます。

 出前館は直雇用のアルバイト契約で,週1日3時間から働くことができます。担当する配達エリアが決まっているほか,会社の自転車やバイクを利用できます。

 一方Uber Eatsは,個人事業主として働くスタイルで,1時間だけでも週末だけでも,自身の都合に合わせて稼働することができます。なお,移動の際は原則自分の自転車やバイクを使います。

 出前館はある程度安定した収入を得たい人に,Uber Eatsはすき間時間で効率的に働きたい人に向いているでしょう。

▼3. 代行業に登録して働く

 代行業を行っている会社に登録したり(タスカジやベアーズなど),アルバイト情報サイトなどで,時給または日給で働ける代行業を探すことができます。最近では,共働きで忙しい家庭や,一人暮らしの高齢者も増えていることから,生活まわりのこまごましたことを代行してほしいというニーズが高まっています。

 仕事内容は,家事・料理代行や運転代行,ベビーシッター,ペットシッター,珍しいもので結婚式の代理出席,お墓参りの代行というものもあります。

 報酬はアルバイトと比べて少し高めですが,移動時間があり,単発の仕事も多くなっています。移動時間をできるだけ短時間にすること,定期的に勤務できることが,高収入を得られるポイントとなります。

▼4. クラウドソーシングで働く

 企業や個人がクラウドソーシングサービスを通じて依頼する仕事を引き受けるという仕組みです(クラウドワークスやランサーズなど)。在宅ワークが中心なので,空いている時間に得意なことで収入を得たいという人に向いています。

 仕事内容は,ライティングやアプリ開発,ロゴデザインなどのクリエイティブ系や,翻訳・通訳,コンサルティングなどの専門職,モニター・アンケート,文字起こし,データ入力などとさまざまです。仕事内容やジャンルは各サービスによって異なるので,自分に向いている仕事が多いサービスに登録するといいでしょう。

 個人に外注するスタイルなので,誰でもできる仕事ほど報酬が低めになっていますが,まずは実績を積み上げることが重要なポイント。スキルや実績に応じて条件のいい仕事が受けられる可能性が高くなります。

▼5. 講師で働く

 得意分野を人に教えることができるなら,講師の仕事もおすすめです(ストアカやタイムチケットなど)。本業で培った知識や趣味の分野で講義を行うことは,サラリーマン経験が豊富な人には向いている仕事だといえます。講師と生徒をマッチングするサービスを利用すれば,生徒を集めたり,集金を行う手間がありません。

 マーケティングやプログラミング,エクセル,語学など仕事に役立つものから,写真撮影の方法,動画編集,料理,スポーツといった趣味のジャンルに至るまで,講義の内容もさまざまです。

 収入は講義内容やジャンルによって異なりますが,アルバイトと比較すると時給は高めです。講座が開かれると売上から手数料を引かれ,その差額分が収益になります。

趣味感覚で稼ぐ

 つぎに,ちょっとしたお小遣い感覚で収入を得る方法を紹介します。

▼6. 転売(せどり)で稼ぐ

 ものを安く仕入れて高値で売る転売(せどり)で稼ぐこともできます。リサイクルショップやワゴンセール,古本屋,古着屋などで商品を仕入れたり,身の回りでいらなくなったものを高値で売ることで収益を得られます。

 何が高く売れるかなどの情報収集が必要ですが,比較的時間に融通がきくところが利点といえます。不用品を売る場合は断捨離に役立ちますし,捨てる際のコストも節約できます。

 一方で,仕入れ資金が必要になり,梱包や発送などの手間がかかります。注文を受けたら早急に発送手続きを行う必要があるので,こちらも注意しましょう。

▼7. 写真やイラストの販売で稼ぐ

 撮影した写真やイラストを,ストックフォトサービスで販売する方法もあります。ストックフォトサービスとは,主に出版や広告,Webサイトなどのメディアで,使用料を払って写真やイラストを使用できる販売サイトのことです(PIXTAやフォトライブラリーなど)。

 ストックフォトサービスにはテーマごとにさまざまな写真やイラスト素材が掲載されていて,利用者はその中から使いたいものを購入するので,アマチュアでも関係なく,販売して稼ぐことができます。

 何十万点という作品の中から選ばれるには,「この写真を使いたい!」というニーズを得ることがもっとも重要です。稼げるようになるには,どんな作品が売れるのかという研究が必要になります。「好きな写真やイラストでお小遣いがもらえれば」という感覚で始めるといいでしょう。

▼8. スキル販売サイトで稼ぐ

 自分のスキルや知識をオンラインマーケットに出品し,利用者に買ってもらうというシステムです(coconalaやSKIMAなど)。出品されている商品は,似顔絵やイラスト,名刺のデザイン,占い,キャッチコピー,プロモーションビデオの製作などとさまざまで,趣味を収入に繋げることができる点が魅力です。

 オンラインマーケットへの登録料は無料で,商品代金から手数料が引かれ,差額分が収益になります。

▼9. スペースを貸して収入を得る

 自宅に空いているスペースがあるなら,それを貸し出すスペース貸しで収入を得ることができます。民泊を始めるにはハードルが高くても,自宅の軒先や駐車場を時間貸しするのなら,忙しいサラリーマンでも手間なく始められます。

 「軒先.com」は,空きスペースを貸したい人と借りたい人を繋ぐマッチングサービスです。自宅のガレージやビルの軒先,営業中の店舗の空きスペースなどを貸し出す「軒下ビジネス」と,駐車場が空いている時間だけ貸し出す「軒先パーキング」というサービスを展開しています。

 サイトに空きスペースを登録して,利用されれば手数料を除いた分が収益として得られます。軒先.com以外にもさまざまなスペースレンタルのマッチングサイトがあるので,自分に合ったサービスを探してみるといいでしょう。

▼10. 覆面調査員で収入を得る

 レストランや美容室などのお店に顧客として行き,サービス内容を報告する仕事です(ファンくるやとくモニなど)。調査員は実際にお店を利用して,事前に知らされた調査項目に沿ってチェックし,報告書を作成して提出します。

 覆面調査員に応募できるサイトも多く,空き時間を利用して手軽に始められるのが魅力です。報酬は割引価格でサービスを利用できるものから,プラスアルファの謝礼がもらえるものがあります。

副業をするときの注意点

 サラリーマンが副業で働くときは,ワークバランスに注意が必要です。副業と本業の掛け持ちになるため,勤務時間によっては両立が困難になりがちです。身体が資本になるので無理はせず,時間に余裕を持って副業を行うようにしましょう。

 また,副業がOKでも,会社への申請が義務付けられている場合もあります。会社の本業と競合する副業はNGということもあるので,どういった副業なら大丈夫か,事前に確認しておくと安心でしょう。

所得が20万円を超えたら確定申告を行う

 サラリーマンの場合,副業で得た収入から経費を差し引いた所得が年間20万円を超えたら,確定申告が必要になります。収入から経費を差し引くことができるので,副業の年間収入が50万円でも,経費が35万円かかった場合は,所得は15万円となり確定申告は不要です。

 経費と認められるのは仕事をするために実際にかかった費用で,パソコンやカメラ(10万円未満),通信費,商品の発送代,仕事に必要な書籍,文房具代などです。

 なお,サラリーマンの副業で経費が認められるのは,事業所得,不動産所得,雑所得の3つです。副業がアルバイトやパートの場合は,もらった給料は「給与所得」になり,経費は認められないので注意しましょう。

滝田 知歩:マネーライター

 広告のディレクター,編集プロダクション勤務を経て,フリーランスの編集&ライターとして独立。現在は多くの雑誌・Web等で,お金初心者向けの実践的でわかりやすい記事の編集,ライター業務に携わっている。

≪結局,稼ぐためにはそれなりの能力が……,そして,所得税も……。なお,何事も自己責任であることをお忘れなく≫

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)

「遺族年金は税金がかからない」って本当?

 以下は,All About 編集部提供記事(監修・文/深川 弘恵)のほぼほぼコピペです。

 老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが,年金制度にまつわることは,難しい用語が多くて,ますます不安になってしまう人も……。今回は,遺族年金にかかる税金について,年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

 老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが,年金制度にまつわることは,難しい用語が多くて,ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

 今回は,遺族年金にかかる税金についてです。

Q:遺族年金は税金がかからないのですか?

「遺族年金は所得税や住民税が非課税になると聞きました。老齢年金と遺族年金だったら,遺族年金のほうが有利ということになりますか?」(相談者)

A:遺族年金は所得税・住民税はかかりません。老齢年金も税金がかからない場合があります

 厚生年金保険や国民年金保険などに加入し,生活を支えていた人(被保険者)が亡くなったときは,遺族に対して遺族年金が支給されます。

 この遺族に支給される遺族年金は,所得税,住民税は課税されません。国民年金法,厚生年金保険法などの法律で課税されないことになっています。

 老齢年金は,雑所得として所得税がかかりますが,雑所得の金額は,収入金額から必要経費を差し引いて計算します。公的年金等を受け取った場合は,収入金額から公的年金等控除額を差し引いて計算します。65歳未満の人は,年金収入が108万円未満,65歳以上の人は158万円未満の場合,所得税はかかりません。

 以上のことから,老齢年金の収入金額や控除額によっては,老齢年金も所得税がかからない場合もありますので,一概に老齢年金より遺族年金のほうが有利とはいえません。

深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー

 都市銀行や保険会社,保険代理店での業務経験を通じて,CFP,証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師,資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

 

84歳までに行き詰まる…老後の現実

 以下は,PREESIDENT Online提供記事(榊原 正幸 氏による)のほぼほぼコピペです。最後に≪私感≫を付け加えました。

 私たちの老後にはいくら必要なのか。会計学博士の榊原正幸氏は「60歳で資産が5000万円あり,年220万円の年金があっても,年間支出500万円なら84歳までに破綻する。何歳まで生きても収支がプラスになる運用能力を身につけることが必要だ」という――。

※本稿は,榊原正幸『60歳までに「お金の自由」を手に入れる!』(PHPビジネス新書)の一部を再編集したものです。

人生100年時代」は本当にやってきているのか

 「人生100年時代」という言葉をイヤになるほど耳にします。

 「人生100年時代」という言葉は『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』(リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット共著,池村千秋訳,東洋経済新報社)という著作で2016年末に一気にブレイクしました。それによると,2022年の時点において10代半ばの人のうちの2人に1人は107歳まで生きる可能性がある,というのです。

 そのことが独り歩きをして「人生100年時代」という言葉が跋扈(ばっこ)するようになりましたが,冷静に考えれば,現在30歳以上の年齢の人たちは依然として100歳まで生きる可能性は半分以下ですし,10代半ばの人にしたって,「2人に1人」しか107歳まで生きないわけです。しかも107歳まで生きた人が,猛烈に元気で120歳や130歳まで生きるのかというと,そういうことではないでしょう。

 2022年の時点において10代半ばの人が107歳まで生きた時というのは,今から90年後という想像を絶する未来のことなので,その頃には医療が超絶進歩していて,107歳まで生きた人が,猛烈に元気で120歳や130歳まで生きることができるようになっているのかもしれません。でも,それは今の段階ではまったくわかりません。

かなり運が良い人でないと100歳までは生きない

 逆に,新型コロナウイルスの比ではない極悪な細菌が蔓延して,人類の寿命が一気に縮まっているかもしれないわけですから,90年も先のことはなんともいえません。人類の寿命は伸びているかもしれないし,縮むのかもしれない,というのが正しい理解です(現実に,「新型コロナウイルスのせいで,アメリカ人の平均寿命が,コロナ前よりも1年くらい短くなった」というニュースを最近耳にしました)。

 そしてなんといっても,たとえば私と同世代の,2021年において60歳の男性の平均余命は(保険数理の平均余命表では)約24年なので,平均的に考えれば,依然として84歳前後で死亡すると予想されます(女性は89歳前後)。かなり運が良い人でないと,100歳までは生きないでしょう(ちなみに,2021年において60歳の男性が100歳まで生きる確率は5%弱のようです)。

「ピンピンコロリ」が実現できる人はおよそ2割

 そうはいっても,昔より長寿化したことは事実です。84歳まで生きるとすると,60歳から起算してもまだ24年もありますし,もっと長いかもしれません。そう思うと,経済的な基盤をあらかじめ整えておかなかった場合には,「一生働くしかないか……」という状態に陥るのも無理はありません。

 また,長寿化に歩調を合わせるように,年金支給時期の後ろ倒しが検討されています。近い将来,きっと年金受給開始時期そのものが75歳までに延期されるでしょう。そうなるまでに20年はかからないでしょうから,現在50歳より若い人は,「75歳まで働くのか……。それって,一生働くようなものだよな……」ということになりそうです。

 好きな仕事をしているのであれば,「一生働く」のは願ったり叶ったりですが,そうではない場合は,かなり過酷です。

 そしてここで,「そもそも,一生働くというのは,リアルにはどういうこと?」と考えると,「一生」ではなく,「働けるうちは働く」ということなので,「働けなくなってからはどうするの?」という問題が残るのです。

 いわゆる「ピンコロ(ピンピン元気で,急にコロッと他界すること)」ができない限り,この問題はついて回ります。ちなみに,「ピンコロ率」には諸説ありますが,おおむね20%弱のようですから,80%強の人は,「働けなくなってからはどうするの?」という問題にいずれ直面するのですが,世間の多くの人はそういった「不都合な真実」からは目を背けているようです。

 しかし,現実から目を背けてはいけません。かなり高齢になるまで働いたとしても,結局,終末期の何年間かは,働かなくても生活していけるようにしておかなければならないのです。

60歳で“ハッピーリタイア”するために必要な準備

 そこで重要になってくるのが「60歳 ハッピーリタイア論」なのです。あらかじめ周到な準備をしておき,「60歳でハッピーリタイア」することを実現させるのです。

そのために必要な概念は「エターニティ(Eternity)」です。

 「エターニティ(Eternity)」の意味ですが,直訳は「永遠,永久」です。ここで「エターニティ」の意味するところは,「自分の金融資産残高(=『自分年金』の積立金残高)が永久に枯渇しないようなシステムを60歳までに構築してしまう」ということです。「60歳でハッピーリタイア」するには,「エターニティ」という発想が必要なのです。

 平たく言えば,「働かなくても,収入と支出が均衡するか収入超過の状態」を確立すれば,「エターニティ」が完成するということです。

 「エターニティ」を構成する要素は,次の三つです。

1 原資となる金融資産の総額とその平均の運用利回り(税引き後)

2 年間の収入総額

3 年間の支出総額

毎年の収支が必ずしもプラスになっている必要はない

 たとえば,次のような簡潔な数値を当てはめればわかりやすいでしょう。わかりやすくするために,ここでは「原資となる金融資産」を「1億円」という理想的な金額にします。

1 原資となる金融資産が「1億円」で,その平均の運用利回りが税引き後で「4.8%」

2 年間の手取りの収入総額は,1の運用収入と年金収入(たとえば手取り年額220万円)

3 年間の支出総額は,480万円(月額40万円)の生活費と臨時支出が毎年120万円

すなわち,

1 「1億円」で,運用利回りが税引き後で「4.8%」ですから,480万円

2 年間の手取りの収入総額は480万円(1の運用収入)+220万円(年金収入)=700万円

3 年間の支出総額480万円(生活費)+120万円(臨時支出)=600万円

となりますので,毎年の収支は「+100万円」となって,めでたく「エターニティ」を確立できています。60歳以降,いつまで生活していっても原資となる金融資産は減らず,むしろジリジリと増えていくのです。毎年の収支は,プラスである必要はなく,「±ゼロ」でもエターニティは確立できているといえます。

死ぬ年齢は“予定通り”にいくとは限らない

 なお,このサンプルでは,60歳でリタイアしたとすると,年金を受給できる年齢(たとえば65歳)までは「年額220万円の再雇用やアルバイト」に就くか,1億円に追加で1100万円(220万円の5年分)を蓄えておく必要があるということになります。

 または,最初の5年間は収支差額の「-120万円」を元本から取り崩しておき,65歳以降に毎年の収支が「+100万円」となってから6年間で穴埋めする,と考えてもいいでしょう(この説明では,簡略化のために60歳時〜71歳時までに発生する複利の効果は度外視しましたが,1億円に対しての「-120万円」ですから誤差の範囲であり,71歳までには穴埋めは完了するでしょう)。

 細かい計算はさておいて,大事なことは「60歳までにエターニティを確立する」ということです。「エターニティを確立する」のがなぜ大事なことかというと,「いくつまで生きるかわからないから」です。「いくつまで生きても,ずっと安泰」な状態を創り出しておくことこそが,「真の安心」につながります。

 先ほど「現在60歳の男性が,100歳まで生きるのは稀だ」と書きましたが,実際には105歳まで生きるかもしれませんし,61歳で急死するかもしれないのです。それがわからない以上,「いくつまで生きても,ずっと安泰」な状態を創り出しておくことが必要なのです。

「つかい切るプラン」では不安からは解放されない

 一方で,次のような考えは,御法度です。

 たとえば現在45歳の人が「60歳までに5000万円貯めておいて,手取り5%で運用していけば,105歳くらいまでもつだろう。その頃には元本もつかい切っているだろう」などと考えてはいけません。今から60年後には105歳では死ななくなっているかもしれないからです。

もちろん,105歳まで生きないかもしれません。しかし,寿命が短い場合は問題ありませんが,寿命が長くなった場合には,「つかい切るプラン」は破綻の原因になります。それに, 「つかい切るプラン」は「先細りのプラン」なので,結局「不安」から解放されません。だからダメなのです。

60歳で5000万円持っているだけでは84歳で破綻する

 ちなみに,「60歳,5000万円,手取り5%で運用,105歳くらいまでもつだろう」と考える「つかい切るプラン」のこの人は,年金収入はいくらで,年間の支出はいくらの予定なのでしょうか。たとえば年金収入が手取りで220万円,運用益が250万円あるから,年間の支出が500万円なら大丈夫だろうと思ったら甘いです。最初の5年間に年金収入がないことも加味すると,この人は84歳の時に破綻します。

 現在60歳の男性の平均余命が24年ですから,ちょうど84歳になります。この人は現在45歳ですが,仮に現在60歳の人の平均余命と同じ84歳でお亡くなりになれば予定通りですが,もっと長生きしたら,アウトです。配偶者が存命でも,アウトです。

45歳から15年かけて運用能力を身につければ安泰

 もちろん,「運用」を大前提にしていますから,「運用がうまくいかなかったら,どうしよう」という不安からは完全には解放されませんが,たとえば「税込みで8%〜10%(税引き後で6.4%~8%)」の運用ができる実力をひとたび身につけてしまえば,それよりも利回りが低い「税込みで6%(税引き後で4.8%)」の運用に対しては,ほとんど不安は起こらなくなります。100%安心ということは無理ですが,「99%大丈夫」くらいの気持ちにはなれます。

 そもそも,人生なんて「一寸先は闇」かもしれないのです。天災・疾病・事故など,いつ起こるかわからないので,100%安心などということはどだい,存在しないのです。ですから,「99%大丈夫」なら,もうOKです。

 また,働いていたって,「100%解雇されない保証」はないので,どっちみち不安がゼロになることはないわけです。

 ですから,たとえば現在45歳の人は,今から15年かけて「税込みで8%〜10%(税引き後で6.4%~8%)」の運用ができる実力を身につけてしまうのです。そして,金融資産を「自分に必要な充分な金額(数千万円~1億円とか2億円)」まで育てておくのです。そうすれば,一生安泰です。

榊原 正幸(さかきばら・まさゆき)

 会計学博士 1961年,名古屋市生まれ。名古屋大学経済学部,大学院経済学研究科を経て,同大学経済学部助手。東北大学経済学部助教授,同大学院経済学研究科教授,青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授を経て,21年3月に退任。現在はファイナンシャル教育の普及活動を続けている。著書に『株式投資「必勝ゼミ」』(PHP研究所)の他,『現役大学教授が教える「お金の増やし方」の教科書』(PHP研究所),『会計の得する知識と株式投資の必勝法』(税務経理協会)などがある。

≪資産運用できる実力を持たない私は……,行き倒れるしかないのか……≫

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

「デジタル遺産」相続時,遺族が困らないように準備すべきこと

 以下は,mymo提供記事のほぼほぼコピペです。

 「デジタル遺産」という言葉をご存知でしょうか。デジタル遺産とは,ネット銀行の口座や,電子マネーのチャージ残額,SNSアカウントなど,故人がデジタル形式で保管していた財産のことです。

 万一自分が死んだとき,残された家族があなたの遺産を相続しますが,相続人である家族はあなたの財産についてどのように調べるでしょうか。

 銀行通帳が残されていれば,すぐに相続の手続きをすることができます。また,証券会社から郵送で届く取引明細などがあれば,こちらもあなたの口座にすぐ気付くことができます。

 しかし,ネット銀行やネット証券などWEB上にあるデジタル資産や,SNSの写真やクラウドサービスに残された文章などのデジタル遺品については,調べることが困難です。

 そこで今回は,迷子になりやすいデジタル遺産の種類や,相続時にトラブルになりやすい例,そうならないための対処や整理の方法について解説します。

デジタル遺産には「デジタル資産」と「デジタル遺品」がある

 デジタル遺産について,どのようなものがあるのか確認しておきましょう。

 上記のようにデジタル遺産は,金融資産や決済手段などの「デジタル資産」と,SNSクラウドサービスなどの「デジタル遺品」に分けられます。

 いずれもデジタル遺産は,パソコンやスマホを利用しているサービスのことで,ログインIDやパスワードで管理されているものを指します。

 これらのサービスを利用していることを遺書に残すか,予め家族に伝えておかないと,あなたのデジタル資産やデジタル遺品は誰にも気づかれることなく,放置されてしまいます。

デジタル遺産にまつわるトラブルにはどんなものがあるか

 ではこのようなデジタル遺産について,放置されたままだとどのようなトラブルがあるのかみていきましょう。

 まずはネット銀行やネット証券などの金融資産について。これは口座があることを家族に伝えておかないと,その存在が知られることなく永遠に放置されてしまいます。口座の存在さえ知らせておけば,ログインIDやパスワードまで分からなくても相続人がそれぞれ金融機関に問い合わせて,相続手続きを行うことができます。

 特に注意が必要なのはFXの口座です。FXはレバレッジ取引といって元本以上の資金を運用する取引なので,為替が大きく動いた場合,元本以上の損失が出る可能性もあります。そのような場合,この損失が借金となり遺族がその借金を負わなければいけません。

 続いて最近利用している人が多いスマホ決済のPayPayやSuicaです。僅かな金額かもしれませんが,スマホにしか情報が無いため,その存在に気付かずスマホを初期化すると各サービスへの問い合わせが難しくなるでしょう。

 SNSについても,亡くなった人のアカウントがそのまま放置されているケースをたまに見かけます。このSNSも遺族がどのサービスを利用していたか調べてアカウントを削除していくのはとても大変です。Facebookは,追悼アカウント管理人を設定できるので,万一の時は,その管理人が自分と繋がっている人に亡くなったことを知らせることも可能です。

 遺族がデジタル遺産で直ぐに対応しておかないといけないのが,月額課金サービス(サブスクリプション)の解約です。動画配信やクラウドサービスなど利用料を支払って使っているサービスは,その存在に遺族が気付かず本人が亡くなった後も数カ月サブスク料金が引き落とされてしまうケースもあるので,注意しましょう。

相続時のトラブルにならないためにやっておきたいこと

 ではどうすればデジタル遺産のトラブルが防げるのか。これについては,デジタル遺産の情報を整理して目録を作っておくことが一番の解決方法です。

 エンディングノートのように紙に残す方法が一番分かりやすいでしょう。財産目録を作成して,それぞれのログインIDやパスワードを書き留めておくことで,相続人はその存在に直ぐ気付くことができ対応しやすくなります。併せて,口頭でも資産状況を伝えておくと家族は安心です。

 その他にもエクセルなどのシートに一覧表を作り,家族に知らせておく方法も良いでしょう。エンディングノートのように紙で管理すると,パスワードを変更したり資産状況が変わったりする度に書き直さないといけませんが,パソコンで作成しておくことで容易に更新でき,自分でも管理しやすくなります。

 ちなみに著者も財産目録をエクセルシートで管理しており,自分に万一のことがあれば,このファイルを見るようにと家族に伝えています。この時注意が必要なのは,そのファイルをクラウドサービスなどのオンライン上で保存せず,パソコン内のオフラインに保存しパスワードをかけておくことです。

 その他にもパスワード管理ソフトで管理するという方法もあります。このパスワード管理ソフトには有料サービスと無料サービスがあり,その使い勝手は様々です。情報漏洩の危険性もあるので,自分が信頼できる会社のサービスを選ぶようにしましょう。

 ここまで対策しておくのが面倒という方には,全てのサービスを,スマホアプリで利用することをおすすめします。ネット銀行やネット証券,仮想通貨取引所やFX口座を全てスマホ内のアプリで管理しておくことで,相続人はあなたのスマホをみれば,何のアカウントを持っているのか一目瞭然です。

 スマホで一元管理するメリットは,SNSアカウントの存在なども直ぐに気付いてもらえることです。スマホでアクセスできるようにしておけば,追悼アカウントなど作らなくても各サービスに問い合わせて対応することができます。

まとめ

 今回紹介したデジタル遺産は,20年前にはほとんど無かったものです。遺産といえば不動産や金融機関に預けている資産が多くを占めていましたが,時代と共にさまざまなオンラインサービスが増え,このようなデジタル遺産という言葉も生まれました。

 自分が死んだときのことは考えたくないことですが,いつ何があるか分かりません。残された家族のためにも事前準備をし,必ず何かにまとめておくことが大切です。また,最近ではパソコンやスマホを活用する高齢者も増えてきました。自分の親がデジタル遺産を遺して亡くなるかもしれない,という可能性を考え,両親にもデジタル遺産について話す機会を作り,家族で共有しておくことをおすすめします。

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

国民健康保険料と国民健康保険税ってどう違う?

 以下は,All About提供記事(文:田中 卓也)のほぼほぼコピペです。

 国民健康保険は各市区町村によって,国民健康保険料とするか,国民健康保険税とするかを選ぶことができます。「国民健康保険税」の場合,「地方税」と同じ取扱いとなるため,より徴収等も厳しくなります。

国民健康保険料と国民健康保険税はどこが違うのか

 一般的に健康保険料といった場合,自営業者等でいうと国民健康保険に加入,給与所得者でいうと,社会保険が給与から天引きされ,それを納めているというパターンが勤労世帯でいうと多いのではないでしょうか。

 一方,徴収する側の市区町村側から見た場合,国民健康保険は各市区町村によって,国民健康保険料とするか国民健康保険税とするかを選択することができ,そのどちらを選択するかによって根拠法令が異なるので,当然取扱いも異なるのです。

 国民健康保険料でも国民健康保健税でもそれを支払った場合,所得税や住民税の計算上,社会保険料控除として所得控除項目となります。したがって,本来,公的な医療保険の性格を持つものといえるでしょう。国民健康保険料といった場合,その根拠法令は国民健康保険法となり,2年を過ぎてしまうと徴収権がなくなります。

 一方,国民健康保険税といった場合,公的な医療保険の性格を持つものであり,社会保険料控除として所得控除できるといった取扱いは一緒ですが,根拠法令が「地方税」となるので,徴収可能期間が5年となり,差し押さえの優先順位や手続きについても国民健康保険料とは異なってきます。これらをとりまとめると以下のようになります。

■徴収可能期間

国民健康保険料……2年

国民健康保険税……5年

■差し押さえ等の優先順位

1位:国税および地方税国民健康保険税もココに含まれる)

2位:抵当権

3位:国民健康保険

 これを見てもわかるように「国民健康保険税」のほうが「国民健康保険料」より,徴収可能期間および差し押さえを行う場合の優先順位が厳格に扱われていることがわかります。

 なので,ここでは,国民健康保険を「国民健康保険税」として取り扱っている自治体で,滞納・未納するとどうなるかを見ていきましょう。

督促状がきたら,まずは分納の相談

 国民健康保険税を期限通りに納めていないと,まずは市区町村から「督促状」という封筒が届きます。これが届いていたら,いわゆる「イエローカード」が提示されているといっていいでしょう。

 そのような状況にあるなら,まずは「督促状」を持って,市区町村の担当課(※)に出向き,分納,つまり「督促状通り一括で納めることはできないので,なんとか分割で納める方法」で折り合いをつけるという話し合いの場を持つことをまずは勧めます。

※前述のように国民健康保険の取扱いは「保険料方式」と「地方税方式」があるので,総合案内等で確認するのがいいでしょう。

滞納すると延滞金というペナルティが

 ただし,分納するとデメリットがあります。「督促状」が届いている段階で本来の納付期限を過ぎていることが考えられるので,本来の納付期限から実際に納付した日までの日数,税金の納付が遅延したということになるのです。

 「国民健康保険税」の場合,その取扱いは地方税と同じなので,その遅延分のペナルティが延滞金として課されるのです。現在の延滞金の割合の基準となる特例基準割合の数値は低くなっていますが,それでも分割払いにすればするほど,本税のほかに延滞金の額は大きくなるでしょう。

   延滞金の基準となる特例基準割合の表(出典:東京都主税局)

 なお,令和3年1月1日から令和3年12月31日までの特例基準割合は1.5%,令和4年1月1日から令和4年12月31日までの特例基準割合は1.4%とされています。

 ちなみに,納付期限の翌日から1カ月を経過する期間までの延滞金の割合は,上記特例基準割合に1%を付加したものなので,令和4年1月1日から令和4年12月31日の延滞金の割合は,以下のようになります。

・納付期限の翌日から1カ月を経過する日までの期間の場合

1.4%+1%=2.4%

・納付期限の翌日から1カ月を経過した日以降の期間の場合

1.4%+7.3%=8.7%

 したがって,早めの対応をしたほうがペナルティも軽減されることになります。

給与や加入している保険などに差し押さえがかかることも

 また,「どうせ大したことはないだろう」と「督促状」が届いたけど放置していると,ある日突然,「国民保険税の未払いが勤務先にばれた」「民間会社と契約している保険が差し押さえられた」などということもあるのです。

 前者の場合,「○○という従業員さんがいますよね。この方,○○年から○○年まで税金が未納になっているので,給与の一部を差し押さえさせていただきます」という通知が勤務先に来ることになります。後者はその時点の解約金相当額が滞納部分に充当され,不足する部分について分納の手続きを進めるということになります。

 ちなみに前者の場合,滞納期間前,半年間くらいの給与台帳を持参して,その市区町村の税務課に出向くことになります。給与の一部差し押さえとなるので,場合によっては勤務先の担当課の方にも同席してもらうこととなるケースもあります。

 通常,そのような状況になると何といってもその従業員の社会的信用が落ちることは避けられず,収入が減り,さらに国民健康保険税の滞納額が増えるということにもつながりかねません。

 国民健康保険税の対応方法は,まずは「督促状」が届いた段階で分納の相談,できればここで,直近3カ月から半年の給与明細や収支がわかるもの等を持参し,「この手取りの中から○○万円払います」という「支払いの意思表示」をすることです。これが国民健康保険税の滞納に対応するための最初の一歩となります。

田中 卓也(税理士)

 都内税理士事務所にて13年半の勤務を経て,開業。事業計画の作成・サポートを中心に,経営相談,キャッシュフロー表の立て方,資金繰りの管理,保険の見直し,相続・事業承継対策など多岐にわたる業務をおこなう。

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

公的年金はジワジワ減……乗り切るための「ダウンサイジング」の方法!

 以下は,All About提供記事(文:川手 康義)のほぼほぼコピペです。最後に≪私感≫を付け加えました。

 公的年金は毎年改定され令和4年度は0.4%の減少となりました。今後も受け取る年金額が減ることはあっても増えることはなさそうです。

 今回は公的年金が減らされる中で,それを乗り切る家計の見直し方法を考えてみたいと思います。

令和4年度から年金額は0.4%減少します

 厚生労働省の発表によると,令和4年度の年金改定率は0.4%のマイナスとなりました。これは令和4年4月以降,新たに年金をもらう方(新規裁定者)だけでなく既に年金をもらっている方(既裁定者)も同様です。

 公的年金制度は現役世代が納める保険料を年金受給者の財源にあてる賦課方式のため,現役世代の賃金が下がれば年金も下げるのが基本です。しかし,これまでは既に年金をもらっている方の年金額が減らないよう,賃金が下がっても物価が下がっていない場合には年金額を据え置いたり,賃金の下がり幅が物価の下がり幅より大きい場合は物価の下がり幅を用いたりしていました。

 しかしながら現役世代の賃金が下がるのに年金額が据え置かれるのはどうかとの意見もあり,令和3年度以降は,物価よりも賃金の下がり幅が大きい場合には賃金に合わせて年金額を改定するという原則が用いられています。

 そのため令和4年度の年金改定では,賃金変動率のマイナス0.4%にあわせて年金額も0.4%の減少となりました。

 また年金改定では「物価」「賃金」「マクロ経済スライド」の3要素が加味されますが,「物価」「賃金」による改定がマイナスの場合は「マクロ経済スライド」は加味しないというルールがあり,令和4年度の改定では「マクロ経済スライド」は加味されていません。

<令和4年度の年金改定で用いられた指標>

・物価変動率-0.2%

・名目手取り賃金変動率-0.4%

マクロ経済スライド調整率-0.3%

年金減を乗り切るには現役時代から家計の見直しを

 年金をもらうようになって現役時代と同じような支出をしていたのでは,家計は赤字になるのは目に見えています。現役時代から老後に備えた生活のダウンサイジングをし,その生活を身につけておくと年金生活となっても慌てなくて済みます。

 次に現役時代からとれる家計の工夫で効果的なものを3つあげてみます。

1:使途不明金をなくす

 何に使ったか分からないけど,いつのまにか財布の中身がなくなっている。誰しもそのような経験はあるのではないでしょうか。まずは本人も何に使ったのか分からない「使途不明金」をなくしてみましょう。

 そのために効果的なのは「家計簿」をつけることです。ただ注意したいのは家計簿をつけるのが目的ではなく「使途不明金」がどの程度あるのかを知るのが目的なので,1円単位まで合わせる必要はありません。面倒になり途中で投げ出してしまっては意味がないため,何にいくら使ったのか傾向が分かる程度でかまいません。

 1カ月つけたならば月の収入と家計簿の支出を見比べてみてください。差があればそれが「使途不明金」です。それは何に使ったのでしょうか? まずはそこをなくすことを考えましょう。

 なおスマートフォンのアプリにはカメラ機能でレシートを読み込み,月の収支をグラフ化してくれるものがあります。いちいち計算機を用いる必要もなく手軽に家計簿がつけられますので試してみてはいかがでしょうか。

2:お金の使い方に優先順位をつける

 家計簿をつけてみたら,飲み会が多い,コンビニでの支出が多い,スマホ代が高いなど,いろいろなことが分かるかと思います。もちろんご自身にこだわりがある支出であればよいですが,そうでないものもあるはずですので,各項目に優先順位をつけましょう。

 「本当はそこまでお金をかける必要はないのに……」と思った項目は優先順位の低い項目です。その項目を減らす方法はないでしょうか?

3:固定費の削減方法を考える

 家計簿をつけてみると毎月決まって出ていくお金,いわゆる「固定費」も分かるはずです。こまめに電気を消す,水道を出しっぱなしにせず光熱費を少なくするなどは,現役時代に身につけておけば年金生活となった時にも役に立つでしょう。

 しかし,それ以上に効果的なものとして「保険料」「住居費」「車にかけるお金」などが見直しどころです。

 お子様が大きいのに多額の死亡保険に入っていないでしょうか? 賃貸にお住まいの方は年金生活になってもその額は支払い可能でしょうか? 持ち家の方でローンを組まれている方は年金生活後も無理のない額でしょうか? 現在住んでいる自宅の固定資産税は年金生活を考えると高くないでしょうか?

 また車は固定費の高い代表格です。こだわりがないのであれば最近はカーリースもかなり普及していますので,選択枝の一つに考えてもよいと思います。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。この先,公的年金は減らされることはあっても増えていくことはないでしょう。そのため年金をもらう年になって,現役時代と同じ感覚で生活すると家計が苦しくなるかと思います。

 その時になって家計の見直しをするのは非常にストレスかと思いますので,収入に余裕のある現役時代から家計改善に取り組んでいくことをお勧めいたします。

 

川手 康義(ファイナンシャルプランナー

CFP・1級FP技能士。製薬会社に勤務し,お金にも詳しいMR(医薬情報担当者)として活躍。日本FP協会に所属しており,協会会員向けの研修会や一般の方へのセミナーの企画・運営活動にもボランティアとしてかかわる。

≪年金減額や固定費については同感です。使途不明金は,間違い探しの感覚,遊び心でやってみましょう。そして,使途不明金がなくなった場合の達成感はまた格別かも≫

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>

意外と少ない?厚生年金を1人で「月15万円」もらえる人は全体の何%か?

 以下は,fuelle(フエル)提供記事(文・山村望愛)のほぼほぼコピペです。

 総務省が発表した2021年の家計調査によると,65歳以上の単身世帯の1ヵ月の平均支出額は13万7,210円でした。昨今の物価高などを考慮し,1ヵ月の平均支出額を年金でまかなおうとすると約15万円は必要でしょう。そこで今回は,厚生年金を一人で月15万円受け取れる人が全体の何%ほどいるのかを紹介します。

■日本の公的年金制度について

 まずは,基本的な日本の公的年金制度について見ていきましょう。日本の公的年金は2階建て構造になっており,1階部分が国民年金,2階部分に厚生年金があります。国民年金は日本に住む20歳から60歳までの人に加入義務があり,毎月保険料を支払わなければなりません。

 国民年金の保険料は全員一律で,基本的には受け取る際の年金額も同じです。ただし,加入月数によって受け取れる金額は異なるため注意しなければなりません。

 次に厚生年金は,会社員や公務員が加入するプラスαの年金です。毎月の保険料は年収によって異なり,支払った保険料に応じて将来受け取る厚生年金額も違います。

■厚生年金で15万円もらうには年収いくら必要?

 年金額を決めるのは,加入期間とその間の年収です。ここからは,65歳以降に厚生年金15万円を受け取るには,年収がいくら必要なのか見ていきましょう。厚生年金を受け取るということは,同時に国民年金も受け取るということなので,国民年金も含めた金額で紹介します。

 一般に公表されている簡易年金試算ツールを使って算出しました。あくまで参考値としてください。

◇厚生年金加入期間40年,その間の平均年収が460万円
 この場合,厚生年金101万円,老齢基礎年金80万円で,月額が約15万833円になります。

■加入期間が短い場合に必要な年収は?

 厚生年金の加入期間が40年という方もいれば,25年や15年といった方もいるでしょう。ここでは,加入期間が短い場合に,年金を毎月15万円受け取ろうとすると,どのくらいの年収が必要なのか紹介します。先ほどと同じ試算ツールを使いました。

◇厚生年金加入期間25年の場合
 毎月15万円の年金を受け取ろうとすると,950万円ほどの年収が必要です。

◇厚生年金加入期間15年の場合
 毎月15万円の年金を受け取ろうとすると,1,820万円ほどの年収が必要です。

厚生年金の加入期間が短ければ,多額の年収が必要になります。しかも加入期間中この年収である必要があるため,一般的にはなかなか難しいでしょう。

 年間の厚生年金を算出する際は,平均標準報酬額をもとに計算します。そして平均標準報酬額を導くためには,月収部分にあたる標準報酬月額とボーナスにあたる標準賞与額が必要です。ただし,標準報酬月額は上限が65万円,標準賞与額も上限150万円を3回まで,という決まりがあります。

 つまり,加入期間が短いと,どれだけ年収を得たとしてもこの上限に達することで,厚生年金額はそれ以上増えないというわけです。実質的には1,230万円が平均標準報酬額の上限で,あとは加入期間で厚生年金額が決まると言えるでしょう。

■厚生年金受給者の平均額は?

 実際の厚生年金受給者の平均額はいくらくらいなのでしょうか?厚生労働省が公表した「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」で確認していきましょう。

 2020年度(令和2年度)の厚生年金保険受給者平均年金月額は,14万6,145円でした。この金額は,老齢基礎年金(国民年金)も含みます。2022年の老齢基礎年金が6万4,816円のため,厚生年金だけで考えると,約8万円です。

■厚生年金で月15万円もらえる人は全体の58.75%

 次に,「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」を使って,厚生年金で月15万円受け取れる人は全体の何%いるのか考えていきましょう。公表されている厚生年金額には,国民年金が含まれています。

 調査における年金受給権者の総数は,1,610万133人。そのうち,年金月額15万円~16万円は,94万5,950人です。この結果,厚生年金で月15万円受け取れる人は全体の58.75%でした。

■月15万円の年金は平均的!ただし年金だけでは急な支出が心配

 厚生年金受給者の約6割の方が,年金を月15万円受け取ることができています。つまり,年金で月15万円というと,平均的な金額ということがわかったでしょう。ただし,あくまでもデータ上の平均額であり,個人差が大きいのも事実です。

 老後生活においては,冠婚葬祭や介護・入院などさまざまなことが起こり得ます。そういった支出にも備えておかなければなりません。

 厚生年金を増やすために加入期間や年収を増やすことも大切ですが,年収には上限もあるため,貯蓄や投資によって老後の資産を準備しておくと安心でしょう。

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>