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職場が変わったら,社会保険料が一気に上がりました!

 以下は,あるじゃん(All About マネー)提供記事(文:拝野 洋子)のほぼほぼコピペです。

コロナ禍もあって,ますますお金を貯めたい,家計を守りたい,と思っている人もいるのではないでしょうか。社会保険料が職場によって違うのはなぜかという疑問に,専門家が回答します。

 今回は,社会保険料が職場によって違うのはなぜかについてです。

◆Q:職場が変わったら,社会保険料が一気に上がりました。同じ月収なのになぜ?

「現在65歳。夜勤の仕事をパートで2年ほどしております。配偶者あり,義理の両親2人を扶養しています。社会保険の金額ですが,健康保険料が9800円,厚生年金保険料が1万8300円引かれていました。
 2カ月ほど前に別の勤務先に変わり,同様の条件で仕事をしておりますが,ここでは,健康保険料が1万5680円,厚生年金保険が2万9280円引かれています。給料は16万~18万円ほどです。なぜこれほど違うのでしょうか?」(匿名希望)

◆A:現在の勤務先に,天引き額が正しいのかを確認してみましょう

 健康保険料や厚生年金保険料は,標準報酬月額(保険料や給付を計算するために定められた報酬の区分)によって決まります。標準報酬月額の決め方には何通りかありますが,月給(基本給)の他に,賞与や通勤手当,住宅手当,家族手当,役職手当,給食,社宅などの手当も含めた報酬をもとに,標準報酬月額は算出されます。

 パートをしている人の標準報酬月額に関しても,年間で受け取った基本手当に交通費や諸手当が含まれた「報酬」を月額に換算した額によって決まります。
 現在の健康保険料が1万5680円,厚生年金保険が2万9280円とのことですが,これは標準報酬月額が32万円のときに差し引かれる社会保険料の自己負担額とほぼ同額となっています。勤務先では給料が16万円から18万円とのことですが,月給の他に通勤手当や家族手当,住宅手当などが支給されていませんか?

 また,健康保険料が1万5680円,厚生年金保険が2万9280円は,標準報酬月額16万円の社会保険料の会社負担分と自己負担分の合計額とほぼ同額です。
 通常,社会保険料は自分と会社が半分ずつ負担するのですが,もし月給以外にボーナスや住宅手当等を含めても標準報酬月額が16万~18万円なら,会社が払うべき分も天引きされている可能性があります。給与計算に誤りがないか,会社の総務部などに確認してみましょう。

拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー社会保険労務士
 銀行員,税理士事務所勤務などを経て自営業に。晩婚で結婚・出産・育児した経験から,日々安心して暮らすためのお金の知識の重要性を実感し,メディア等で情報発信を行う。現在は年金事務所にて,年金相談員も担当している。

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