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社会保険料が増えると9月に手取りが減る?

 以下は,dメニューマネー提供記事(文・大垣秀介(マネーライター),編集・dメニューマネー編集部)のほぼほぼコピペです。

 引っ越して通勤手当が増えた人や,家族が増えて家族手当が増えた人は,給料から差し引かれる社会保険料が増えて,手取りが減ることがあります。もらえる手当が多くなれば生活が楽になりそうですが,逆に手取りが減って生活が苦しくなるかもしれません。

通勤手当や家族手当も社会保険料の計算に含まれる

 実費で通勤手当が出る会社なら,引っ越して定期券代が変わっても会社が全額負担してくれるので,通勤手当を除いた手取りは変わらないと思いがちです。

 しかし,社会保険料が上がって手取りが減ることがあります。給与から天引きされる社会保険料は月給をもとに計算しますが,基本給だけでなく各種手当も含む額で計算するからです。

 例えば,協会けんぽ加入者で東京勤務・30代の人なら,通勤定期券代が変わって通勤手当込みの月給が22.5万円から23万円に上がると,社会保険料が3,000円ほど高くなります。つまり,この分だけ手取りが減ってしまうのです。

 また,子どもが生まれて家族手当3,000円が出て,月給が22.7万円から23万円に増えるケースなら,保険料が3,000円上がって手当の増額分と相殺されるので,手取りは増えません。

■9月に社会保険料が上がって手取りが減ることがある

 手当が増えた人でも,すぐに社会保険料が上がって手取りが減るわけではありません。保険料が上がる場合でも,通常は9月からです。

 社会保険料は,4月から6月の給料をもとに計算した額を9月から差し引く仕組みになっています。昨年7月以降に手当が増えた人は,今年4月から6月までの給与の計算で反映され,9月から保険料が上がり,手取りが減るかもしれません。

 社会保険料が9月分から上がる場合,その月の保険料を当月に差し引く会社なら9月から,翌月に差し引く会社なら10月から手取りが減ります。

 かなり前の手当アップが原因で手取りが減る場合があるので,手取り額を勘違いして生活に困らないように,給与明細を受け取ったらすぐに確認しましょう。

 

お読み頂き,有り難うございました<(_ _)>